宮城県が導入した「みやぎ型管理運営方式」は、水道3事業(上水道2事業、工業用水道、下水道)の運営を民間事業者に一括で委託する公設民営の仕組みです。
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/suido-kanri/20250717kisyakaiken.html
【仕組みの詳細】
- 所有権: 水道施設の所有権は宮城県が維持します。
- 運営委託: 地面から上の施設(浄水場、処理場など)の維持管理・改築を、20年間という長期で民間事業者(みずむすびマネジメントみやぎ)に一括して委託。地面下の水道管は県が引き続き維持管理します。
- 発注方式: 従来の仕様発注(県が細かく方法を指定)から、性能発注(民間が創意工夫を活かせる方式)に変更。
- 目的と効果: 民間のノウハウ(監視の一括集約、薬品の一括購入、省エネ設備の導入など)を活用することで、人員削減やコスト削減を図り、水道料金の値上げ抑制や引き下げ(令和6年度から実施)を実現しました。
- 料金決定権: 水道料金の改定権限は県と市町村の協議と県議会の議決にあり、民間事業者にはありません。
これにより、老朽化対策と人口減少による財源不足に対応し、持続可能な水道事業を目指しています。(299字)
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